2015〜2016年度のスタートにあたり、クラブ運営方針を述べさせていただきます。
我が呉ロータリークラブは、今年創立65周年を迎えます。名実ともに栄光と伝統に輝くクラブとして着実に歩み続けてまいりましたが、この輝ける歴史を振り返るとき、多くの先輩各位の偉大なる業績が偲ばれ、敬意と感謝の念で一杯であります。同時に良き伝統と数々の偉大なる業績を継承し、さらに発展させていく責務の重大さに身の引き締まる思いがいたします。
これからの一年間のクラブの運営に関しまして、理事、役員の方々の温かいご協力と、会員の皆様のご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
(国際協議会に於ける、K.R.ラビンドランRI会長のスピーチより抜粋)
人生は、いつか終わりが訪れる、人は手を閉じてこの世に生まれ、何でもつかみ取ろうとするが、この世を去るときにはすべてを残して、手を開いてこの世を去る。私たちの人生の価値は、どれほど得たかではなく、どれほど与えたかによって判断されます。私たちはロータリーを通じて、いつまでも続く、本物の何かを残すことが出来るでしょう。私たちに与えられた時間は今です、この機会は二度と訪れるものではありません。RI会長テーマ「世界へのプレゼントになろう」
(会長エレクト&地区チーム研修セミナーに於ける、東 良輝ガバナーの講演より抜粋)
私はロータリーの変革を否定するものでは決してありません。ホール・ハリスの言葉に「If Rotary hopes to advance its aims, it must be evolutionary always and at times revolutionary」というのがあります。私はロータリーが発展するためには改革が必要だと解釈しております。ダーウィンの進化論では、「進化の過程で生き残るものは賢いものでも、強いものでもない、環境に適合するものだけである」と言われています。そのため、RI等においてロータリーの改革が如何に進んでもロータリーの基本を忘れなければ、ほかの団体に代わることはありません。ロータリーの原点、基本について大いに議論し、ロータリーの輝かしい礎を築くべく努力し、充実した1年にしたいと思います。ガバナー信条「ロータリーの原点に立ち戻り、輝かしい未来の礎を築こう」
(呉ロータリークラブ運営方針)
ポール・ハリスの「ロータリーとは何か」という自問自答の中に、興味深い言葉があります。
ロータリーとは何か、何千人のロータリアンに聞けば、何千通りの答えが返ってくるだろう。しかしもしロータリーが、より寛容で、より他の人の良さを認め、より他の人と親しく交わり、助け合うようにしてくれるなら、そして、人生の美しさと喜びを発散し伝えるようにしてくれるなら、それが、我々が求めるロータリーのすべてである。それ以上ロータリーに何を求めることがあろうか。
非常にヒューマニズム精神にあふれた言葉であり、ロータリーの心の原点であると考えます。
RI会長テーマと、ガバナー信条を踏まえ、今年一年、このポール・ハリスの言葉が意味する心、考えを基本に、ロータリー活動を進めて行きたいたいと考え、テーマを「絆を深め、ロータリーを楽しもう」に致しました。
具体的な重点目標として |
1.ロータリアンのより深い相互理解と、ロータリーファミリーとのより深い交流
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2.自分で感じたロータリーを、自分の言葉で語り、寛容な心でロータリーを学ぶ |
3.楽しさと魅力のあるクラブ作り |
4.ロータリーのウェブサイトを活用し、効果的に会長賞にチャレンジ |
5.クラブ戦略計画導入に向け、調査及び立案作成 |
今年は創立65周年記念式典が11月5日に行われ、クラブとして一つの節目を迎えます、先輩諸氏のご指導をいただき、会員の皆様のご意見を聞きながら、K.R.ラビンドランRI会長、東 良輝ガバナーの方針に沿った堅実で品位のあるクラブ運営を行いたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 |